MSX テープ のゲームソフトをプレイしてみた

MSX テープ のゲームソフトをプレイしてみた

だんだん寒くなりつつある今日この頃…みなさんいかがお過ごしでしょうか。
そろそろ紅葉シーズンということでカメラネタでも書こうと思いましたが、少々紅葉には早いようです。
そんな中、今回はたまたま面白いレトロゲームを見つけてきましたのでそちらを紹介いたします。

ただ…テープ版のパソコンゲームをWindowsで動かしてやろう!というかなりマニアックな内容なので、昔パソコン少年だったおっちゃん大興奮、一般の方は訳の分からないという…内容となることをご了承ください(^^;

最近月に1,2度秋葉原に行くのですが、レトロゲーム店を見かけるとついつい入ってしまいます。
そんな中見つけたのがこれ。

ジャンクコーナーの箱に放り込まれていました…動作確認ができないからジャンクで売ってしまえ?(^^;

MSXの「地球戦士ライーザ」であります。後に「銀河の三人」というタイトルでファミコン版に移植されましたが、こちらが元の作品です。
名作と言われるこのゲーム、たった1500円でジャンク箱に放り込まれているところを見ると、テープ版で動作確認ができないし…ジャンクで売ってしまえ!という店主の意図が見え見えです(^^;

1500円とジャンク品にしては割高ですが、説明書付きで外観も悪くなく、保存状態はなかなかのものです。
テープも再生できそうな気がしたので思い切って購入してみることにしました。これで動けばなかなか良い買い物です。ちなみに他店でファミコンの「シャンカラ」も買ってしまいました(^^;

テープソフトの実行は本来なら実機を使用するのが望ましいですが、手持ちのMSX Turbo-R(FS-A1GT)はカセットインターフェースが廃止されています。
そこで、Windows上でテープイメージを作成し、エミュレータ(MSX2)で実行することにします。
※追記:Turbo-Rの「PCM録音」端子を使用してテープが扱えるソフトが存在するようです。

テープソフトを実行する手順は以下の通りとなります。
1.テープのデータをWAV形式で保存
2.テープイメージを作成(cas形式)
3.エミュレータ上で実行

1.テープのデータをWAV形式で保存

まずはテープレコーダーの接続ですが、注意点としてサウンドカードはオンボードのものは避けたほうが良いでしょう。オンボードのサウンド機能はノイズが乗りまくるような粗悪品もあるようなので、なるべくUSB経由のなど外付のものが良いでしょう。
あと、テープレコーダーも専用の「データレコーダー」だとエラーの発生率が少なくなると思います。ただ、動作品は入手困難・高値となっています。

テープレコーダーとサウンドカード(USB)のマイク端子を接続

次にテープのデータ(音声)をWAV形式で保存します。Windows標準のアプリで簡単に行けるんじゃないの?と思っていましたが、Windows10の録音機能「ボイスレコーダー」はWAV形式の保存ができないことがわかりました。
どうやらこのアプリはWAV形式ではなく圧縮サウンドデータ(拡張子「m4a」)で保存されるようです。
マシンスペックの上がった昨今、音声データのリアルタイム圧縮も楽勝になり、データの大きいWAV形式はなくなりつつあるということでしょうか…
m4a形式だと直接cas形式に変換できないため、直接WAVで保存できるアプリを探すことにします。
早速探してみると結構な種類が見つかりましたが、今回は使いやすそうな「WaveClipper」を使うことにしました。

「WaveClipper」シンプルなインターフェースで使いやすいです

起動し、まずは録音前のサンプリングレート(音質)を設定するのですが、ここが重要です。
他のサイトでは周波数を11KHzに、ビットを8bitで…と書いてあったのですが、僕の環境ではことごとく失敗データが作成されました。
音量を変えて5回、6回と録音からやり直しましたが、立て続けに失敗するので「テープがヘタってるのか?ジャンク品だもんな…」とあきらめていたのですが、周波数を48KHz、ビット数16bitで変換してみると…まさかの一発OK!今までの失敗が嘘のようです。

あと、再生時の音量も重要で、あまり大きすぎると音割れで失敗し、逆に小さすぎるとデータの取りこぼしで失敗データができてしまいます。
こればかりは何度か試すしかないので、昔よく言われた「大き目の音量で駄目だったら徐々に落とす」が良いと思います。

サンプリングレートは高めの方が成功率が高かったです

設定したらPC側の録音を開始し、テープレコーダーを再生します。
ちなみに僕の使っているテープレコーダーですが、中華製の安物のせいかテープの爪が折られていても録音ボタンが押せてしまうということが判明…(^^;
テープの先頭部分(透明の部分)で1,2秒録音してしまいヒヤッとしました。すぐに気付いて止めたからよいものの…データの入っていた部分だったと思うと…(汗
多分みなさんのレコーダーは大丈夫だと思いますがご注意下さい。

2.テープイメージを作成(cas形式)

次にWAVデータをcas形式のイメージデータに変換します。MSXのエミュレータはWAV形式のデータを扱えるものもありますが、基本はcas形式を使用します。特に定番エミュレータ「BlueMSX」はcas形式のデータを実機とは比較にならない速度で読込むことができ、長時間のロード待ちに悩まされることもありません。

WAVデータをcas形式に変換するアプリも何種類かありますが、「MSXcastools」が一番簡単で手っ取り早いです。ほかのツールは他機種用のためMSXで使うには一手間必要だったり、コマンドラインのものもあったりと少々癖があります。その点、このツールは簡単・シンプルで使いやすいです。
また、このツールはcasからWAV形式への変換も可能です。
→こちらの「software」で入手可

アプリを起動すると画面の中心に小さなボックスが表示されます。そこに変換したいファイルをドラッグするとメニューが表示されます。
いくつか設定項目が表示されますが、重要なのは上から2番目の「phase shift signal」です。簡単に言うと波形をシフト調整するものなのですが、チェックを入れておかないと失敗率が非常に高くなります。
よくわからないけど入れておけばOKみたいな感覚で良いかと。

「phase shift signal」にチェックを入れておきましょう

あとは左上のボタンを押せば変換が開始され、結果が表示されて変換終了です。
ただ、失敗データが作成されても警告やエラー表示が目立たないのがこのツールの弱点です。
正確に言うと「何処と何処が怪しいよ」というメッセージが表示されるのですが、とても視認性が悪いです。

そこで、cas形式からWAV形式に戻す機能が役に立ちます。
一旦「×」で閉じた後、完成したcasファイルをドラッグしてみます。するとWAV形式への変換画面が表示されるのですが、同時にcas形式の検査結果が表示されます。

成功例。「CUSTOM」と記載された行がないかチェック!

検査結果には通常「basic」「binary」といったBASIC言語やマシン語データの表示が出ますが、中に「CUSTOM」行がないかチェックします。
もし「CUSTOM」行がある場合はほぼ失敗データと思ってよいです。
恐らく上手く読み込めなかったため補正されたものと思われますが、実際にこのようなファイルを読み込むと「Device I/O Error」(単純に読込エラー)が出力されたり、挙動がおかしくなります。

3.エミュレータ上で実行

さて、テープイメージが全て出来たら(ライーザはテープ2本、各両面の計4ファイル)エミュレータ上で実行します。
今回は僕のお気に入りエミュレータ「OpenMSX」を使用します。
「BlueMSX」だとcasファイルを一瞬で読めて良いのですが、OpenMSXだと懐かしの「ピーピーガーガー」音が聴るので好みです(^^;

OpenMSXのランチャー「Catapalt」です。ちなみにBIOSは自炊です(^^;

ピーピーガーガー… 懐かしの画面

昔は少人数で作っていたんだなぁ… 古き良き時代に浸る一時

無事動きました。安くで手に入ってラッキーだなぁ(^^
唯一怖いのはNo2のテープが正常に読まれるか少々不安なところです。エラーらしきものは見当たらなかったので恐らく大丈夫だと思われますが…
ちなみにこのライーザ、メッセージの表示を早くするとイベント時のメッセージが読み切れないのが難点です。この辺の雑さが良かったりして。

こうなると他のテープゲームもプレイしたくなります。もう入手困難のものも多いと思いますが、レトロゲーム探しの楽しみがまた一つ増えました。

PC-9801 ゲームリバイバルコレクション を楽しむ

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ABOUTこの記事をかいた人

ブラック企業に振り回されること20年…転職4回。 父が倒れたのをきっかけに、自分も「無理して生きるのはやめよう…」と決め、退職。 現在はマイペースで働く40代前半のおっさんです(^^;